駿河湾の水深は2500㍍も有り日本一深い湾であることを知っていますか?
この湾には多種多様な生き物が生息しており、この時期は三保海岸に深海魚のミズウオが打ち上げられています。
原因としては海底から海面へと海水がわき上がる湧昇流(ゆうしょうりゅう)という現象で、ミズウオが海面に押し上げられ、光を浴びて弱り、海岸に打ち上げられると考えられています。
東海大学海洋科学博物館では、このミズウオの解剖実験を体験プログラムとして提供しています。
ミズウオは光の届かない深海に生息し、目の前にあるものを丸飲みする習性がありますので、解剖した胃袋からはそのままの形をした魚が出てくることが多くあります。
最近では魚のほかにポリ袋などのプラスチック製品も見つかり、これもミズウオが弱り、打ち上げられている可能性が高いとみられています。
子ども達は、海の中が人間の出したゴミで汚れており、それが原因でミズウオが死んでしまうという事を学びます。学校や家の帰り、友達や家族に伝えることにより、少しでも環境について考えていただければ、それが海を守る第一歩だと思います。
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