両方の共通点には海岸の石がポイントになり、その一つに「はちまき石」があります。(地元ではこのように呼ばれています。)三保の海岸に多くみられ、石の周りをハチマキのように白い模様が入っているのが特徴です。
三保の半島は砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。西に流れる安倍川の上流の土砂と有度山南部の土砂が三保の芯となる岩盤を基礎に堆積し砂嘴をつくり、そこから砂州が伸びて半島ができています。
子ども達にはこのような説明をしており、この「はちまき石」も安倍川の上流から運ばれてきています。安倍川は静岡市の中に源流から河口まであり、さらに三保半島があり、河川の勉強をするにはとても良い条件が揃っています。
今年の新プログラムとして、先日学校の先生方を安倍川の上流にある「大谷崩」にご案内(下見)してまいりましたが、その時に拾った石がまさしく三保海岸にある「はちまき石」であることに、先生方もビックリされておりました。静岡市にまた一つ魅力的な新メニューが加わった瞬間でした。
画像の下が安倍川方面になります。
この「大谷崩」の最初の崩壊は1707年の10月に始まったと言われています。
このことは梅ヶ島に現在も残る古文書の中で宝永6年(1709年)の状況説明で報告されています。
左が大谷崩で拾った石です。右は三保海岸で拾った石です。
三保海岸で拾った石で作った「小石のアート」
安倍川のおかげでこんな美しい景色を見ることができます。
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