昭和50年代までは砂浜が波打ち際まで100㍍位あって、波打ち際まで行くのにも大変でした。しかし戦後の高度成長時代に、安倍川における過剰な砂利採取のより40年代には河口付近から浸食がはじまり護岸の復旧や消波工の整備が進み、50年代半ばから後背後地への超波被害も防ぐ離岸堤を整備し始めました。60年代には清水海岸にまでおよび、漂砂を流し砂浜を維持していく離岸堤型ヘッドランド対策を始め、このままでは三保の松原の消失の危機だと「清水海岸白砂青松保全検討委員会」による浸食対策が始まり、三保の松原の景観に配慮したL字突堤の対策が取られました。新たに平成22年度に「清水海岸浸食対策検討委員会」を設置し、私もこのメンバーに委員として参加して先日(3/10)第3回目の検討会が開催されました。砂浜消失は住民の安全の面からも重要な問題で、台風による大波や今回の様な津波においてもその威力を軽減する役割もあり、早急に海浜復旧に向けて対策を進めてもらいたいと思います。
静岡市では砂浜の保全のために民間と協力して海浜植物の育成にも取り組んでいます。
22年度は3回開催
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